オートマタ・手紙を書く少女

港区高輪で、オートマタ人形『手紙を書く少女』をお買取りしました。

オートマタ人形とは、機械仕掛けで動く人形のことです。
主に18~19世紀のヨーロッパで、当時の卓越した技術の持ち主だった時計技師たちによって作り出されたからくり人形で、ぜんまいやばねを使い非常に複雑な動きをすることができました。
あまりの精妙な動きに「なかに人間が入っているのでは?」などと取りざたされたオートマタ人形もあったほど、時計技師たちの技術力は高度だったのです。

そんな複雑な動きのもとになったのは、ぜんまいです。動力源はぜんまいですが、さまざまな組み合わせによってオートマタ人形はオルゴールや笛などの音色に合わせて、繊細な動きを見せることができました。
当時の人々はオートマタ人形に夢中になり、人気も高かったため、より複雑な動きを追求することになりました。
実はオートマタの技術は現在のロボットの動きのベースにもなっており、機械工学にも多大な影響を与えた製品なのです。

今回のお品物は、手紙を書く少女をかたどったオートマタ人形です。
テーブルにつき、羽根ペンで手紙を書く少女。つぶらな瞳とほんのりピンク色の頬が美しいお人形が、手紙を書く動作を優雅に見せます。もちろん動力源はぜんまいです。
少女の着ている豪華なドレスや髪飾りなども含めて、美術品としての価値も高いオートマタ人形です。

オートマタ・手紙を書く少女

港区人形