アンティーク櫛のセット

べっ甲、螺鈿、蒔絵などさまざまな櫛を目黒区五本木でお買取りしました。

「櫛」という、現在では当たり前になっている美容アイテム。
この櫛の歴史は非常に古いものです。日本の櫛の歴史は、6000年ほども昔(諸説あり)にまでさかのぼれると言われています。なんとそのときから、すでに櫛に「漆を塗る」という手法

がとられていたのだとか!

この「櫛」は、古来より歌の題材としてもよく使われていました。日本で最古の歌集である万葉集にも、この櫛を題材にした歌がみられます。

さて、このようにして昔から愛されてきた櫛ですが、今回、目黒区五本木で買取らせていただいたアンティーク櫛のように、贅沢な素材を使ったり、さまざまな細工を施したりしたもの

は、非常に高価な「ぜいたく品」でした。

たとえば、べっ甲。これは時代にもよりますが、比較的安価であった元禄時代であってさえ、1本あたり20万円ほどもする大変高価なものでした。その150年後、1800年代になるとさらに

べっ甲の値段は高騰し、「市民が頑張って買うもの」というような代物ではなくなっていきました。

べっ甲にしろ螺鈿にしろ蒔絵にしろ、「髪の毛を美しく整える道具」に対してさえ、人々が高い芸術性と贅を求めていたことが、このことからも分かります。

目黒区骨董品