岩崎鉦吾作油彩画「カマリニャスの港」

江東区清澄白河で岩崎鉦吾作油彩画「カマリニャスの港」を買取ました。

カマリニャス(Camariñas)は、カマリーニャスとも表記される、スペインはガリシア州の一地域です。半島になっており、人口はおよそ6,000人ほど。そのほとんどが、スペイン語ではなく、ガリシア語でコミュニケーションをとっているといわれています。
ガリシア語は、スペイン北西部に住むおよそ300万人が話すといわれている言語です。インド・ヨーロッパ語族のラテン語から派生したロマンス語に属するという点は、スペイン語に近い成り立ちですが、実際の言葉は、スペイン語よりもむしろポルトガル語に近い特徴があります。そのため、スペイン語の仲間というよりも、ポルトガル語の方言の一つとして位置づけられています。
ちなみに、カマリニャスはボビンレースの工芸品も有名。レースの技術は、カマリニャスの港に寄港していたイタリアやオランダ人によって伝わったそうです。港をはじめとするガリシアの女性たちは、代々レースを編んで工芸品を作っており、現在でも国際なレース編みの展示会などが催されています。
小さな港町とはいえ、昔も今も、ヨーロッパ各国の文化交流が活発なのですね。そんなことに思いを馳せて眺めると、絵画も、より一層物語性を帯びてくるようです。

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