高橋武生作油彩画「裸婦」

世田谷区成城学園前で高橋武生作油彩画「裸婦」を買取ました。

口元に笑みを浮かべ、あざやかな緑色の背景でポーズをとっている裸婦が描かれた作品です。新緑のように活き活きとしたグリーンの背景は、モデルの女性の若さやフレッシュさを体現し、裸婦の玉のような肌をより一層引き立てています。
女性の裸体は、西洋東洋を問わず、古くから絵画や彫刻によってあらわされていました。なかには、室内に飾るのがはばかられるような際どい作品、つやっぽい作品も少なくありませんが、こちらの「裸婦」は、モデルの明るい表情と健康美ゆえ、そこまで性的な要素は感じられません。むしろ、人間らしい美しさや若々しさが伝わってくる作品といえるのではないでしょうか。
作者の高橋武生は、大阪に生まれ、関西を中心に活動した画家です。昭和2年生まれで、近代絵画に関する著書も多数執筆した滋賀県出身の洋画家、黒田重太郎に師事しました。ヨーロッパの印象派として有名なモネやルノワールのタッチをそこはかとなく感じさせるのは、師の影響かもしれません。
高橋武生の作品には、ほかにバレリーナを描いた「踊り子」、幼さの残る愛らしさを描いた「舞妓」などがあります。どれも、こちらの「裸婦」と同じように、少女と女性のはざまにみずみずしく輝く美を描写した作品といえます。

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