勲八位景雲章

港区南麻布で勲八位景雲章を買取ました。

景雲章は、旧満州国の勲章です。満州国は、現在の中国東北部にあたる地域にあった国家ですが、実際はその実態は日本の傀儡政権。よってこの勲章も、造られていたのは日本国内の造幣局だったといわれています。

この勲章は、「国家または公益に対して功労がある者」に与えられる、日本の勲章「旭日章」と同様に位置づけられていたものです。旭日章は、勲一等から八等まで位がありますが、景雲章も同じだけの位があります。勲八位は、色味のないすっきりとした勲章ですが、位によってさまざまな色がつけられているものもあり、取り入れられているモチーフも異なります。

ちなみに、「景雲」は767〜770年の間の日本の元号(神護景雲)でもあります。また、中国の唐の時代においても710〜712年の間は「景雲」という年号でした。実戦に出る前に終戦を迎えましたが、太平洋戦争中の偵察機にも「景雲(R2Y)」という機があります。

こうした勲章や軍服のコレクションは、一見すると戦争賛美のように感じられます。しかしながら、歴史上で起こったことの証拠たる物品を収集することは、戦争や争いの惨禍を忘れないことでもあります。歴史的な写真や肖像画から、こうした勲章を見つけると、興味深い感慨がわいてきますね。

港区勲章・軍服