六曲片双 秋草図屏風

六曲片双の秋草図屏風を東京都世田谷区瀬田でお買い取りしました。

六曲片双とは屏風絵の形式を表す言葉です。

屏風を構成する一枚の面を、曲(きょく)もしくは扇(せん)といいます。
二曲なら2面で1つ、六曲なら六面で1つの屏風を構成します。

奈良から平安時代までは一曲ごとに縁取りして革紐などでつなげていましたが、鎌倉時代になると紙製の蝶番が普及し、二曲ごとに縁取りして折り曲げるようになります。
この鎌倉時代までは6面で1つの屏風が一般的な形式でした。屏風は隻(せき)もしくは畳・帖(じょう)と数えますので、6面で1つの屏風を六曲一隻(六曲一畳・帖)といいます。
室町時代に入ると六曲すべてを紙の蝶番でつなげ、一場面として縁取りするようになります。さらに屏風をペアにして左右に飾る形式が広まりました。
このペアの単位が双(そう)で、六曲一隻を2つペアで飾る形式を六曲一双と呼びます。
二隻そろっている場合はそれぞれを左隻・右隻と称しますが、片方だけがあるときは一隻とは数えず、片双もしくは半双といいます。
つまり六曲片双とは、本来一双である屏風の左右どちらか一隻のみある場合を言うのです。

この度買取りしました『秋草図屏風』も対となるもう一隻があったと思われます。
紅葉した秋草を表現した美しい屏風ですから、一双そろったときはさらに見応えがあることでしょう。

屏風は掛軸や絵巻物、襖絵とともに伝統的な日本画の形式の1つです。
現在の洋風な建築様式には合わせにくいため、古くから伝えられる屏風をそのまましまっていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
もし買取りをお考えなら、ぜひ買取福助にご相談ください。
熟練した鑑定士が、お持ちの屏風の隠れた価値まで正確に査定して買取りいたします。

世田谷区日本画掛軸花鳥画