面尽くし掛軸

東京都品川区旗の台で面尽くし図の掛軸を買取りました。

東京都品川区旗の台で買い求めさせていただいた「面尽くし図の掛軸」は、非常にユーモラスで、面白いものです。掛け軸の歴史や使い方をまったく知らない人であっても、このように、お面がたくさん描かれているものならば親しみやすいのではないでしょうか。

さて、このようにとてもユニークな掛け軸もありますが、掛け軸はもともとは信仰用の道具でした。仏教に端を発する掛け軸は、古くは、壁にかけて拝むためのものだったわけです。
飛鳥時代には日本にもこの考え方が入ってきます。

ただ、掛け軸がこのような「宗教的な意味」を伴っていたことはたしかではありますが、同時に、そこのなかにさまざまな「流行」「デザイン」「芸術品」としての価値も見出されるようになりました。
仏教の道具として使われていた掛け軸はやがて禅宗の考えを色濃く受け継いだものになり、そして「季節を楽しむためのもの」「芸術品」としての性格を持つようになったのです。

季節によって掛け軸を入れ替える(その季節の動植物が描かれたものにする)というのも、現在では掛け軸の楽しみ方のうちの一つです。
掛け軸の意味は、時代が経つに従い多様化していったと言えるでしょう。

品川区掛軸