大津絵 『雷公の太鼓釣』

東京都目黒区南で額装 大津絵 『雷公の太鼓釣』を買取りました。

東京都目黒区南で買取らせていただいた、「大津絵 『雷公の太鼓釣』」。これは解説が必要なものでしょう。

「大津絵」というと、「大津という名前の画家が描いたものなのかな?」と思う人もいるでしょう。
しかしこれは間違い。大津絵というのは、その単語1つで、ある絵の形態を表す言葉なのです。

「大津」は、奈良県にある地名からきています。どこか可愛らしく、面白く、そしてちょっと皮肉も聞いた大津絵は、特定のだれか有名な画家が書いている、というものではありません。あくまで「体臭のためのもの」「民画(貴族などではなく、当たり前に生きる庶民の生活を写しこんだ絵)」に分類されています。

庶民に深く愛された大津絵は、もともとは仏画に端を発したと言われていますがそのうち、美人画や武者絵なども取り扱われていくようになります。今回のように、「雷様」をモチーフにしたものもとても多くみられます。

「民画」だったからか、描かれた枚数は非常に多かったと言われています。
ただ、そうであるがゆえ、人気のない作品はあまりありがたがられず、市場から駆逐されていきました。このあたりも、今の世相と同じでなかなか面白いですね。

目黒区掛軸