歌川広重作浮世絵版画

東京都中央区のお客様から、江戸時代末期の浮世絵師として名高い、初代広重(歌川広重)による「蔦屋版東海道五十三次 日本橋・曙の図」を譲って頂きました。

歌川 広重(うたがわ ひろしげ、寛政9年(1797年) – 安政5年9月6日(1858年10月12日)は、江戸時代末期の浮世絵師。ゴッホやモネなどの画家に影響を与え、世界的に著名な画家です。

「著名な画家」ということで、格式ばった絵を描いていた人だ、と思う人もいるかもしれません。
しかし意外なことに、彼は庶民にも親しみやすい絵をたくさん残しています。
おもちゃの絵、美しい女性を描いたもの、りりしい役者を描いたもの……。その目線、描き出すものは、庶民の生活に密接にリンクしたものでした。さまざまな風景画も残しており、今回東京都墨田区で買わせていただいた「蔦屋版東海道五十三次 日本橋・曙の図」もそのうちの一つです。

このような「風景画」は、それまでそれほど有名でなかった歌川広重をトップ絵描きの地位にまで押し上げたと言われています。精密であり、そこを歩く人の息遣い、吹いてくる風、人々の足音まで聞こえてきそうな風景画は、歌川広重が生きてきた「昔」と、私たちが生きる「現在」が地続きであることをしっかりと教えてくれることでしょう。

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