伊勢崎淳作の備前焼花生

東京都品川区西五反田のお客様より伊勢崎淳の備前花生をお買取りしました。

伊勢崎淳は、1936年、戦前に生まれた陶芸家です。氏の父親もまた陶芸家として活躍していた「伊勢崎陽山」という人でした。また、氏の兄も陶芸の道に進んでいます。

激動の第二次世界大戦を終えたのち、1961年に父親が死去。その年に初窯を出して、兄とともに展覧会を開きます。
30代も半ばにかかった頃、ヨーロッパをしばらく巡ります。帰国後はさまざまなコンクールに出品します。
氏のこのような、「しばらく海外に赴き、帰ってきてからさまざまな賞を受賞する」という生活は、この後、アメリカ・インドと続きます。

そののちも活躍をつづけ、1998年には岡山県重要無形文化財に指定されます。

現在は80歳を超えていますが、彼の作り出すものは常に高い評価を得ていました。今回、東京都品川区西五反田のお客様より買取らせていただいた「伊勢崎淳の備前花生」もまた、そのうちの1つです。
彼の作る作品は、新しくモダンなデザインを誇っています。また、お茶の道具を好んで作りました。
父の血を引き継いだかのように、才能を開花させた伊勢崎淳。その手揖斐が描き出しているのは、陶芸の新しい未来のかたちなのかもしれません。

品川区陶磁器