伊東翠壺作 京焼古代文花瓶

東京都江東区のお客様のお宅で伊東翠壺作 京焼古代文花瓶を買取りました。

「伊東翠壺作」という文字列だけを見ると、「伊東翠という人が作った壺の作品である」と思ってしまう人もいるかもしれません。しかしこれは、「伊東翠壺という人の作品」という見方の方が正しいのです。

伊東翠壺は「いとうすいこ」と読みます。本名は「伊東義治(旧姓:村井義治)」です。
1894年に生を受けた彼は、わずか15歳で二代目の伊藤陶山の元で陶芸を学び始めます。もっとも、今とは時代が違いますから、「わずか15歳」というのも、当時の世相であるならば、それほど珍しいものではなかったのかもしれません。
そして22歳のときに婿養子となります。彼が「伊東翠壺」と名乗るようになったのはここからです。
その後、帝展で選ばれ、約進撃が始まります。35歳のときに窯を開き、そののち、日展に出品をしたり、京都府美術功労者賞を受けたりと活躍をしていきます。

彼が扱っていたのは、「京焼」でした。京焼というと華やかな印象のものを思い浮かべる人も多いかと思いますが、東京都江東区のお客様から買いあげた伊東翠壺作 京焼古代文花瓶のように、シンプルに見える花瓶なども多数焼かれています。

江東区陶磁器