掛軸 手嶋堵庵筆 『恕』

東京都江東区で、掛軸 手嶋堵庵筆 『恕』を買取りました。

「手嶋堵庵(てじまとあん)とは、江戸時代に生まれた心学(中国で生まれた考え方と学問をいう。その名前の通り、「心」に注目し、そのありようについて研究していった。ただし、日本における「心学」は、石門梅岩によって開かれた考え方を指すこともある。こちらの場合は、一般的な庶民に対して、道徳的な指導をすることを考えるもの。今回の手嶋堵庵は、後者の方にあたる)を学びました。

もともとは裕福な家の出であったのですが、この心学に惹かれた彼は、その立場を辞し、学問を広めることに生涯を費やします。数多くの門下生を育て、京都にさまざまな学び舎を作ったことでも知られています。

1718年に生を受けた彼は、1786年、69歳で没するまで、学問の徒でありました。有名な著作としては、「知心弁疑」などがあります。

今回は、東京都江東区で掛軸 手嶋堵庵筆 『恕』を買い取りました。この『恕』という言葉は、「さまざまなものを受け入れ、思いやり、それによって進歩していこう」とする考えのことです。心学を学び、その普及に努めた手嶋堵庵にとっては、非常になじみ深い言葉であったのでしょう。

江東区掛軸