肉筆葡萄図屏風 六曲一双 江戸後期作

東京都中野区で江戸後期作の肉筆葡萄図屏風 六曲一双を買い取りました。

この、東京都中野区で買わせていただいた江戸後期作の肉筆葡萄図屏風 六曲一双には2つ特筆すべき点があります。
それが、「葡萄」と「六曲一双」という単語です。

あなたは、「日本の葡萄の始まり」と聞いたとき、どれくらい前を思い浮かべるでしょうか。西欧の果物という印象が強いため、近年になってから伝わったものだと思うかもしれません。
しかし葡萄は、実際には平安時代くらいには伝わってきたと考えられています。戦国大名である浅井長政などは葡萄の栽培をすすめた武将であり、長く葡萄は日本人にとってなじみ深いものであり続けました。江戸時代では、「甲州の葡萄がよい」という記述さえも書物に残されました。

この「葡萄」の絵が描かれている屏風は、「六曲一双」です。これは1枚の屏風が6枚の扇からなっているものであり、それがさらに、「右隻」と「左隻」という2つの屏風によって構成されています。この2つは対の関係になっているものも多く、物語性を感じさせるものが多いのも特徴です。

肉筆葡萄図屏風 六曲一双は、「絵」としても「屏風のかたち」としても、語るべきものを持っています。

中野区日本画掛軸花鳥画