中島保美作 銅製鳥オブジェ

東京都世田谷区三軒茶屋で、中島保美作 銅製鳥オブジェをお買い取りしました。

「中島保美」は、3代続く鋳金家の家系に生まれました。
昭和の初めから続く家系であると言えば、その歴史の深さが分かるのではないでしょうか。

かつて、中島家があった大阪では、この「鋳金」に携わる家が非常に多かったと言われています。特に、経済成長期~昭和40年ほどまでの間は、ごく当たり前に、鋳造技術で作られていたオブジェがさまざまな家庭・会社に飾られている時代でもありました。現在でこそ、「美術品」「工芸品」との印象が強い鋳造品ですが、昭和の中ごろまでは、「日用品」「普段使いのもの」というイメージが強かったと言います。

気さくに取材にも応じられる中島保美氏ですが、その作品は、どことなくやさしさと柔らかさ、触れてみたくなるような温かさにあふれています。これは中島氏の目指すところが、「柔らかくソフトな手触りを、本来はそれらの特性を持ちえない『金属』という素材に与えたい」というものだからです。

今回、東京都世田谷区三軒茶屋で買取らせていただいた、中島保美作 銅製鳥オブジェにも、氏の、そんな理念と、それを支える技術が生きていると言えるでしょう。

世田谷区彫刻銅器