中山秀山作 鋳銅銀象嵌花器

東京都港区のお客様から、中谷秀山作 鋳銅銀象嵌花器を買い取りました。

「象嵌細工(ダマシン細工)」というのは、「もともとの土台を削り、そこに別のもの(金属であることなどが多い)をはめ込む」という手法です。
この手法は広く世界でも受け入れられており、さまざまな国でこの手法を使ったアクセサリーや家具、実用品が開発されています。スペインのトレドなどは特に有名で、町中に象嵌細工のみを扱った店などがあります。(目の前で作業を見ることもできます)
日本では、石川県や京都などでよくみられますね。

さて、この象嵌細工ですが、この手法をとる場合、多くのケースでは非常に華やかなできあがりになります。ダークトーンの地に銀や金を合わせる手法は特によく見られ、高い装飾性を誇る「うめこんだもの」がそれを際立たせます。

象嵌細工としての基礎を踏まえながらも、そのデザインは決して華美ではありません。控えめに、しかし美しく入った銀色のラインが、私たちが「象嵌細工」と聞いたときに思い浮かべるデザインの概念を打ち砕いてくれます。

港区彫刻銅器