安藤重兵衛作 藤図花器一対 藤図花器一対

東京都世田谷区奥沢のお客様から、安藤重兵衛作 藤図花器一対をお買取りしました。

安藤重兵衛(あんどうじゅうべえ)とは、名古屋にある安藤七宝店ゆかりの七宝職人です。
名古屋にそんな有名な七宝店があるのか?と思うかもしれませんが、実は尾張地区は有線七宝という技法の生みの親がいたという由緒ある土地柄。安藤重兵衛は昭和初期に安藤七宝店の代表をつとめた人物です。

安藤七宝は、明治13年創業の老舗七宝店です。名古屋市で開業し、尾張七宝の名店としてこれまで数々の業績を上げてきました。
明治33年には宮内庁の御用達になり、海外にも七宝作品を積極的に輸出。そしてパリ万博に出品した作品で、金牌を受賞しました。これで日本の金工工芸の技術力の高さが世界中に知られるようになったのです。翌年にもイギリスのグラスゴー万博で金牌を受賞、明治35年にはロシア万博で名誉対象を受賞しました。

安藤重兵衛はそんな歴史ある安藤七宝店で、大正14年に代表社員になって以来、店をけん引した人物です。
ちなみに安藤七宝店は現在も名古屋で営業しており、平成12年には会社創業120周年を迎えました。今も尾張七宝のリーダー的存在です。

今回のお品物は、安藤重兵衛による藤をモチーフとした花器一対です。白い藤の花が長く下がり、今にも風で動きだしそうな優雅で躍動感のあるお品です。

世田谷区七宝焼・ガラス