住吉蒔絵の茶箱・茶道具一式

東京都文京区のお客様から、住吉蒔絵の茶箱・茶道具一式をお買取りしました。

茶道具一式といわれても、茶道に興味がない人では何が含まれるのかよくわからないでしょう。
お茶に必要なお道具は流派によって異なりますが、一般的には7点あればいいと言われています。まずは抹茶茶碗。それから茶筅(ちゃせん)・茶入(ちゃいれ)と棗(なつめ)・茶杓(ちゃしゃく)・水指(みずさし)・蓋置(ふたおき)くらいです。ほかに建水(けんすい)・柄杓(ひしゃく)・袱紗(ふくさ)があればいいでしょう。

こういったお茶道具一式を収納し、屋外に持ち出すときに使う箱を、茶箱といいます。
今回のお品物は、茶箱が漆塗りになっています。梨地というつやをあえて消す技法を使っています。梨地を作るには、最初に茶箱全体に薄く金蒔絵をし、後から透明な漆を塗って研ぎだします。これで蒔絵の金粉がより美しく光るのです。
こちらの茶箱は、蒔絵のモチーフが住吉大社です。いわゆる 住吉蒔絵と呼ばれるもので、大阪の住吉大社の風景を描いた蒔絵です。

住吉大社は海の神様ですが、こちらの茶箱は特に夏限定で使うものなく、通年いつ使ってもいいとされる絵柄です。
あえて言うなら、神事にかかわるお茶席で使うとしっくりくるお品物でしょう。非常に品のいい表情のお茶道具で、自宅でゆったりとお茶を点てるときにもぴったりです。

文京区漆器・蒔絵茶道具