銘静峰 純銀龍図花瓶

東京都北区のお客様から、銘静峰 純銀龍図花瓶をお買取りしました。

銀という素材は、金工界において非常に重要な役割を持っています。素材としてさびにくく、美しいつやをもっているため、装飾品としてはもちろん各種の工芸品に最適だからです。非常に柔らかい金属のため加工がしやすく、ヨーロッパなどでは古くから食器やコインとして使用されてきました。

ヨーロッパのみならず、日本でも銀器には長い歴史があります。日本での銀器が確認されたのは、飛鳥時代の崇福寺・塔心礎から出土した舎利容器(お釈迦さまの遺骨とされるものを収める容器)の中箱です。この箱は薄く伸ばした銀の板を折り曲げて作ったもの。飛鳥時代の昔から、銀はさびにくく美しい金属として珍重されていたのです。

今回のお品物は、さびない金属=縁起のいい純銀をつかった花瓶です。実際には銀は空気中のイオウと反応して黒くなることはありますが、酸素と反応しにくい金属でもあります。
さらこの花瓶は龍のモチーフがより縁起の良さを強調しています。
龍は中国で神聖な生き物として古来からあがめられる架空の生き物。こちらの花瓶は雲の間を駆け抜ける昇竜が描かれており、龍の背中や角、爪には金色が着色してあります。
龍は勝負運アップや立身出世などを意味するモチーフですから非常に縁起がいいお品物です。

北区純銀