福島武山作 九谷焼赤絵小紋手徳利

東京都中央区銀座で、福島武山作 九谷焼赤絵小紋手徳利をお買取りしました。

福島武山(ふくしまぶざん)は九谷焼の陶芸家です。九谷焼の中でも特に赤絵線描(あかえせんびょう)という技法一筋で制作に取り組んできました。
九谷焼の赤絵線描とは、ベンガラと呼ばれる赤絵具を使って、精緻な文様と絵を描きこんだものです。白い陶器と極細の線で描かれた繊細かつ緻密な絵柄が特徴です。久谷焼の赤絵に使う絵の具は、ベンガラと呼ばれる顔料です。鉄分を含むもので、この顔料を丁寧にすりつぶし、滑らかになるまで準備をしてから素地に描いていきます。

絵柄は小紋や花鳥風月、風景、人物などで、赤一色ではなく、ところどころに金色を入れてさらに豪華なものに仕上げます。
福島武山の場合、ほとんどの作品が赤のみが使用され、線の強弱や太さ、濃淡までが均一に描かれています。
極細の線と言いますが、筆を使って0.1ミリ以下の線を描くのはまさに職人技。芸術の域に達しています。

今回のお品物は、赤絵で小紋の柄を描いた手徳利です。
小紋というのは、とても細かい柄が続く着物や反物をいいます。細かい文様が続く部分と華麗な花が描かれている部分、そして間に差してある金襴のバランスが見事です。
九谷焼の赤絵線描らしい華やかさと落ち着きを併せもった作品で、福島豊山のファンならずとも手元に置きたい逸品です。

中央区陶磁器