中華民国 染付花瓶

東京都大田区北千束のお客様から、中華民国 染付花瓶をお買取りしました。

染付とは陶器の一種です。花瓶や食器などの形を白い素地で作り、その上に呉須(ごす)と呼ばれる酸化コバルトの顔料で絵を描きます。そしてガラス質の透明な釉薬(うわぐすり)をかけて焼きあげると、呉須で描いた部分は藍青色に発色します。
この色が布地の藍染ににているため、日本では江戸時代初期から”染付”と呼ぶようになりました。ちなみに日本では染付と言いますが、中国では青花(青い模様という意味)と呼ぶのが一般的です。

染付の技法は中国が発祥。宋の時代に始まったと言われ、元の時代に大きく発達しました。そのころの中国ではすでに青磁や白磁などの陶磁器が作られていましたが、のちにイランやイラク周辺で使われていたコバルト顔料の技法が中国に入り、染付技法が発達しました。ブルーの模様が華やかで人気が出て、大量に作られるようになりました。

中国の染付で描かれる模様は多岐にわたり、花鳥風月はもちろん、今回のお品物のような風景も多く描かれています。中国染付らしい伸びやかな画風で、のどかな風景を描き出しています。このような中国染付の花瓶などはコレクターが多く、需要がつきないジャンルのお品物です。

大田区陶磁器