香取正彦作 銅製手焙火鉢

港区のお客様から、香取正彦作 銅製手焙火鉢を買い取りました。

香取正彦は、1899年に生まれました。なお、彼の父親は、歌人として鋳金家ととして知られる香取秀真です。
その影響をうけたのでしょうか、香取正彦は父親と同じように鋳金を使ってさまざまな製作物を世に出してきました。

彼のもっとも大きな仕事の一つは、比叡山延暦寺から頼まれた鐘作りが挙げられるでしょう。釣鐘を香取正彦ににつくってほしいという依頼でした。
これは話題に上り、さまざまなところの鐘を作っていきます。
広島公園にある鐘をつくったのも、この香取正彦でした。

このようにしてさまざまな活躍を遂げてきた香取正彦は、1977年に人間国宝の認定を受けます。
その後も彼の作品のファンになる人は多かったようです。

東京に生まれ、東京美大を卒業し、親の影響も強かったであろう香取正彦。彼は明治時代に生まれて大正を駆け抜け、さまざまな作品を打ち出してました。
しかし89歳、1988年のときに永遠の眠りにつくことになります。

「香取正彦作 銅製手焙火鉢」は、その名前の通り、手などを温めてくれる道具です。今ほど機械が発展していなかった昔、この「火鉢」は、人々を寒さから守る強い味方となっていたことでしょう。

港区銅器