高岡銅器花器 『炎』馬場忠寛作

東京都港区のお客様から、高岡銅器花器 『炎』馬場忠寛作をお買い取りしました。

高岡銅器とは、富山県高岡市で作られている鋳物のことです。
約400年もの歴史があり、昭和50年には初めて国の伝統的工芸品産芸に指定されました。非常に高い技術があるため、現在でもさまざまな鋳物製品が作られています。

高岡銅器は、もともと花器や仏具などの鋳物製品に彫金をする唐金鋳物(からかねいもの)という技法が有名でした。明治時代にはウィーン万博やパリ万博にも出品し、クオリティの高さで高く評価されました。海外で人気が高かったことから、当時の日本の重要な輸出品でもありました。

現在の高岡鋼器は、主に日本全国のお寺の鐘や仏像、銅像を手掛けています。国内の鐘や仏像などの約95%が高岡銅器で占められているのです。

今回のお品物は、三角形の形をした花器です。作者は鉄器職人であり、デザイナーでもある馬場忠寛(ばばただひろ)。
馬場忠寛は1930年に長野県で生まれ、東京芸大工芸科を卒業後、デザイン事務所を開設し、日本のクラフトデザインに深くかかわってきました。物と人との理想的な関係を追い求め、モダンで個性的な造形を生み出しつづけています。
特に鉄器を得意としますが、今回のお品物のように銅や合金も素材の持ち味にふさわしいデザインをしますし、チタンやステンレスを使ってハイテクな生活道具も作り出しています。

港区銅器