砲形鷹紋花瓶

渋谷区のお客様から、砲形鷹紋花瓶をお買い取りしました。

日本において鷹は、その勇猛な性質や鷹狩の伝統、弓矢の矢羽根の素材であることから、武や権威を象徴する動物としてみられてきました。
西暦350年頃にはすでに鷹狩が行われていた記録が残されており、鷹を調教する専門職もあったようです。
鷹の調教に長い年月がかかり、実行するには広い土地が必要になる鷹狩は、権力・権威を持つ者しかできない娯楽でした。
奈良・平安時代では皇室や貴族の愛好家が多く、鎌倉以降は武士階級に好まれ数多く行われています。
特に徳川家康の鷹狩好きは有名で、家康の肖像画には鷹が書き込まれる例が多く見られます。

このように古くから貴族や武家に愛された鷹は、上流階級が好む絵画の題材や家紋・文様のモチーフとされてきました。
花瓶・花入もその例に漏れません。
花瓶や花入れは床の間を飾る重要な美術工芸品であり、床の間を整えることは貴族や武士の嗜みでもありました。
そんな花瓶・花入の表面を彩るデザインとして、権威と武を象徴する鷹が好まれたのも自然な流れといえるでしょう。

買取りいたしました『砲形鷹紋花瓶』も、シンプルながら貫禄を感じさせる流線型の花瓶に見事な鷹の姿が表現されています。床の間に飾れば質実剛健な印象をもたらす良い作品です。

このような花瓶や花入など美術工芸品・骨董品の買取りは、買取福助にお任せください。
熟練した鑑定士が丁寧に査定し、他店に負けない高額買取りをいたします。

渋谷区銅器