鉄地銀象嵌龍図香炉

東京都渋谷区のお客様から、鉄地銀象嵌龍図香炉を買い取りました。

龍は日本人や中国人にはおなじみの生き物です。頭には2本の角が生え、脚は4本でそれぞれに5本の指がついています。背中のうろこは81枚と、枚数まで決まっているのです。

もちろん架空の生物ですが、麒麟(きりん)や鳳凰(ほうおう)などとともに四霊のひとつで、地上すべてのエネルギーの源とも言われます。縁起のいいモチーフであると同時に、中国では古来から権力者の象徴でもありました。
今回のお品物は、鉄地に銀で作った龍をはめ込んだ香炉です。上部に香をたくための穴が設けられており、蓋をはずし香炉灰を入れて使用します。

最近では香炉を使用する人も少なくなりましたが、使い方は簡単です。香炉に入れた香炉灰の上に火をつけたお香をのせておくだけです。お香はいったん火をつけた後、炎を消してくゆらせます。
お香をたいている間は蓋をしめても、開けたままにしておいてもかまいません。ただ香炉灰の量やお香の形状などにより、蓋をしめると空気が十分に入らず、お香が途中で消えてしまうこともあります。心配なら最初は蓋を開けたまま使用しましょう。

今回のお品物のように蓋がデザインの一部となっている香炉は、使用時のみ蓋を開け、使わない時は閉じてインテリアとして楽しむことができます。

渋谷区銅器