御所人形『鬼子母神』

東京都品川区のお客様から、御所人形『鬼子母神』を買い取りました。

「御所人形(ごしょにんぎょう)」という言葉はそれほどメジャーではないのかもしれません。
まずはここから解説していきましょう。

御所人形は、「子どもの人形である」というのが、まず第一の特徴です。元々は大名への返礼品として用いられていたことからこの名前が付けられたと言われています。
白い絵の具を重ねて塗っていくのが御所人形の特徴であるため、御所人形はほぼ例外なく真っ白な肌をしています(経年劣化によるものなどを除く)

御所人形は「子ども単体」で出されることも多いのですが、今回東京都品川区のお客様より買取らせていただいた御所人形「鬼子母神」のようにほかの人物(神)と一緒になって打ち出されることもあります。

恐ろしい鬼であり自分の子どもを育てるために人間の子どもをとって食らっていたという鬼子母神。その鬼子母神はある日、お釈迦さまによって子どもを隠されてしまいます。そのときの鬼子母神の嘆きたるや。
己が身で、子どもをとられることの悲痛さを知った鬼子母神は、その後悔い改めて仏門に帰依、現在のように子育ての神になったと言われています。御所人形とのつながりが深いのは、このエピソードからもわかりますね。

品川区人形