初代諏訪蘇山作 青磁袴腰香炉

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初代・諏訪蘇山作 青磁袴腰香炉 鳳凰透かし彫純銀火屋をお買取りいたしました

香炉(こうろ)とは、白檀(びゃくだん)や沈香(じんこう)といった香料を加熱して、香りを発散させるために使う道具です。
もともとは仏教の伝来とともに日本に伝わった仏具でしたが、今ではかぐわしい香りで室内を心地よくしたり、リラックスしたりするためにも使用します。日常生活以外でも、香りを楽しむ「香道(こうどう)」などで欠かせないお道具です。

香炉はおもに金属や陶器で作られ、形状はさまざま。一般的には丸くて浅い火皿に足をつけたもので、上に蓋をのせて使用します。蓋には透かし細工がほどこしてあるので、火皿の上から香料の香りが、室内に広がっていきます。

今回お買取りしたお品物は、青磁袴腰香炉。
材料は青磁(せいじ)という磁器で、美しい青緑色の釉薬がかかっているのが特徴です。胴の下に三本の足がつき、腰の張った袴をはいたような姿をしているために「袴腰香炉(はかまごしこうろ)」と呼ばれます。

袴腰香炉は、古代中国の青銅器である「鬲(れき)」という道具の一種から形を取られています。三本の脚は香炉の底の中央寄りにまとまって取り付けられ、その上で香炉の銅が平たく張りつめている緊張感のある形。香を入れる部分は平らに開き、堂々とした姿はとてもバランスのいい香炉です。

またこちらのお品は、明治から大正時代にかけて活躍した初代・諏訪蘇山(すわ そざん)の作品。金沢に生まれた諏訪蘇山は東京で製陶を学び、金沢への帰郷を経て京都の五条坂でみずからの窯を開きました。その技量と芸術扇子が高く評価され、帝室技芸員として、とくに青磁作品で優れたものを多数残しました。

こちらの香炉は、青磁・白磁・彩磁の造詣が深かった諏訪蘇山らしく艶やかで透明感のある肌が印象的。香を置く火屋(ほや)は純銀製で、ふたには鳳凰の透かし細工が入っているという優雅なお品です。

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