アンソニア真鍮製置き時計

東京都世田谷区玉川で米国アンソニア社製の真鍮製置時計を買取しました。

真鍮製のケースは宮殿造りに鍍金が施され、4面に面取りガラスが入った豪華な一品です。

「時計」は不思議なものです。目には見えぬ「時間」というものを刻み続けるものであり、たとえ持ち主が亡くなった後でも、永遠とも言える長い時間を私たちに教え続けるのです。かつては非常に高価なものであり、宝石よりも価値のあるものとして重用されてきました。

さて、今回、東京都世田谷区玉川で買取らせていただいたのは、米国アンソニア社製の真鍮製置時計です。

アンソニアは、かつては、アメリカにある真鍮メーカーの一部門にしかすぎないものでした。
しかし1815年に創立したこれは、その技術力の高さ、耐久性の高さから、多くの人に評価されるようになります。アンソニア社が、ほかの有名な時計ブランドメーカーと肩を並べるようになるまでには、それほど時間がかかりませんでした。

快進撃を続けていたアンソニア社に暗雲が立ち込めたのは、1890年の火災でした。その後も恵まれない日々が続き、1929年、ロシアによってアンソニア社は買取られてしまいます。

それでも、アンソニア社の時計は、今なお悠久の時間を刻み続けています。美しい真鍮製のそれは、「時を刻む実用品」としての枠組みを超え、一つの芸術品として、私たちの胸に迫ってきます。

世田谷区