分部佳英作の油彩画

学芸大学駅近く、東京都目黒区鷹番で分部佳英作「明日への一歩一歩」肉筆油彩画を買取りました。

亀の親子が一歩一歩目的地へ向かう光景を力強く描いた作品です。
昼と夜が混同することで月日の流れを表現したり、見る人の想像力を掻き立てます。
分部佳英氏は大阪生まれの画家です。1967年に光風会展に入選し、1969年に弱冠18歳で渡仏したのち、スペイン国際美術展で最優秀賞を受賞しました。1994年にはピカソ美術協会、シャガール美術協会の特別名誉会員となり、国内外で個展を開くなど活躍の場は日本のみにとどまりません。
分部氏の作風は、ヨーロッパの明るい日差しを感じさせる鮮やかな色が特徴です。ラベンダー畑やひまわり畑がくっきりと色分けされた作品や、森林のみずみずしい風が絵画から吹いてきそうな作品、またこちらのカラフルな亀の甲羅に代表されるように、緻密でありながらどこか大胆でファンタジックな要素をも感じさせます。
繊細に描き込まれた草原に対し、太陽と虹、月といったモチーフはすっきりと記号化されており、寓話で示すような教訓が含まれているようにも見えるのではないでしょうか。
油彩画は、画家の筆使いや息吹を感じやすい芸術品です。重厚感があり、直射日光や湿度の管理に気をつけさえすれば、好きな場所に飾って、その世界観を存分に堪能することができます。力強さと繊細さが絶妙なバランスで表現された「明日への一歩一歩」は、彩り豊かな作品なので、こうしたシンプルな額がより絵画の価値を高めてくれます。

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