原清作 褐釉黒文壺

東京都大田区大森で人間国宝・原清作褐釉黒文壺をお買取りしました。

原清(はらきよし)は、昭和から平成にかけて活躍している陶芸家です。
1936年に島根県に生まれ、1954年に石黒宗麿((いしぐろ むねまろ・陶芸家・人間国宝)の内弟子になりました。清水卯一(しみずういち・陶芸家・人間国宝)の影響などを受けつつ、1969年に伝統工芸新作展の優秀賞を受賞し、1976年には日本陶磁協会賞を受賞するなど業績を積み上げていきました。

1990年には日本工芸会理事に就任。ほか日本工芸会東日本支部幹事長に就任するなど、制作に励むとともに後進の指導にも熱心に当たっています。
1995年に紺綬褒章を授章。2005年には重要無形文化財「鉄釉陶器」保持者(人間国宝に)認定されました。

原清の作品で有名なのが、鉄釉を用いた茶褐色の陶磁器です。褐色の陶磁器に黒色の釉薬で黒々と大胆にモチーフを描く作風は豪快かつ繊細。黒と茶褐色という地味な色を自在に使い分けて、デフォルメした動植物の模様を描き上げます。

鉄釉陶器の新しい世界を開いた陶芸家として人気の非常に高い作家です。今回のお品物も、特徴的な茶褐色の陶器に黒い模様をつけたもの。躍動感あふれる筆致が魅力で、力強さに引き込まれそうになる作品です。

大田区陶磁器