仙台小箪笥

東京都港区でケヤキに豪華な鉄の飾り金具があしらわれた仙台箪笥をお買取させていただきました。

仙台箪笥は仙台藩の時代に生まれた工芸家具です。長い伝統があり、遡ること藩政の時代と言われています。

作られた当初は、大切にされている刀や着物、証文などを収める武家や商屋の箪笥として使用されており、堅牢さや防犯性などの実用性が重視されていました。
明治になるとより大衆的で一般化し、そのことで漆や華やかな金具が施されるようになりました。この時期から美術品として捉えられる側面が生まれます。
昨今、伝統工芸の多くが途絶えてしまう中、独自の進化を遂げ続ける仙台箪笥は多くの人に愛され続けて今現在に至ります。

主に欅(けやき)、桐、本漆が素材として使用され、それらに熟練した職人による細かな鉄や細工の技が光ります。まめに手入れをすれば百年以上使えると言われています。

今回お買取りをさせていただいた仙台箪笥は、とても古いお品物のようで、時代を経た木目がよく出ていて、とても美しい表情をしております。大きく大胆でありながらも繊細な彫刻が施された牡丹の細工も特徴的です。

保管されていた状態もよく、目立つ傷もないとても素敵なお品物でした。

港区木彫・竹籠