土佐光起

土佐光起:大和絵に写実的な要素を取り入れた土佐家中興の祖

土佐光起(とさ みつおき 1617-1691年)は、大和絵の主流派として名を馳せた土佐派を代表する絵師です。
光起という号以外に、藤原、土佐将監光起といった印章が用いられた作品もあります。

光起は、1569年に土佐派の土佐光元が戦死して以降、85年ぶりに宮廷の絵所預職に叙されたため、土佐家中興の祖と呼ばれています。

自身の絵を確立するために、土佐派とライバル関係にあったとされる狩野派、宗元画についても積極的に学びました。それにより、雅でやわらかな線画を特徴とした大和絵に、狩野派や写実的な要素をプラスして新たな土佐派様式が生み出されます。

父である光則(みつのり)から受け継いだ光起の繊細な筆致と、それまでの土佐派は描くことのなかった風俗画や草木図といった画題への挑戦により、いっとき力を失っていた土佐派は勢いを取り戻します。

光起は、特に鶉(うずら)を精緻に描くことを得意としていました。描いた鶉を本物と思い込んで、猫が飛びかかったというまことしやかな噂も語り継がれています。

また、「本朝画法大伝」をあらわしたことも特筆に値します。光起より以前の代では、土佐家の技法は口伝により伝えられていました。しかし光起は技法がきちんと伝わらないことを危惧して秘伝をすべて本に書き残します。

決して人に明かしてはいけないという言葉と共に残されたこの本には、顔料や筆など実践的な事柄が記されているといわれています。代表作としては、重要文化財の指定を受けた「北野天神縁起絵巻」、「大寺縁起絵巻」、「源氏物語絵巻」などが挙げられます。

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