人間国宝・金森映井智作 象嵌朧銀「梟」

品目 彫刻・ブロンズ像
価格 500,000円
買取方法 店頭買取
買取地域 東京都港区

金森映井智(かなもり えいいち 1908-2002年)は、彫金の重要無形文化財保持者、いわゆる人間国宝となった金工作家です。

富山県高岡市で7人兄弟の長男として生まれた映井智は、小学校を卒業後、地場産業である銅器工芸を身につけることを決意し、富山県立工芸学校(現富山県立高岡工芸高等学校)へ入学します。

そこで彫金だけでなく、鋳金や錬金、板金といった幅広い知識を習得し、同時に中島秋圃(なかしま しゅうほ)に日本画の手ほどきを受けました。

卒業後は内弟子として彫金の技法を学びながら、作家を目指して修行を重ねます。

金工作家として独立したのは23歳の時で、帝展や文展、日展にたびたび入選を果たし、母校で非常勤講師を務めるなど内外で活躍が知られるようになります。
若い頃は、日本画を習った経験を活かすような写生をもとにした草花文を得意としていました。

象嵌の技法を用いるようになったのは1957年以降のことで、高岡の伝統的な技法である浮象嵌を元に、さまざまな象嵌の手法を組み合わせて現代的な表現をおこなうことを得意としていました。
ちなみに本名の表記は榮一で、「映井智」に字を改めたのは1973年のことです。

こちらの作品に使われている「朧銀」という技法は、銀細工の表面を梨子地にして光沢を消す技法です。

梨子地とは蒔絵の技法の一つで、金粉や銀粉の上から透明な漆をかけてとぐ方法をいいます。果物の梨の皮に見た目が似るためにこのように呼ばれています。梟のやわらかな羽毛を表現するかのような質感は、こうした技法によって作られています。

梟は、日本では「不苦労」や「福老」という字を当てることで、幸せのモチーフとしていますが、ギリシャ神話においては知恵の女神であるアテナの使いとして知られています。

また、首が360度回るという特性から商売の見通しがきく、夜行性であることから番人というイメージもあり、古今東西、縁起の良い動物として崇められている動物といえます。

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