・浮彫(うきぼり)
「ふちょう」とも読む。平面を彫り込む、または平面上に肉付けをして像容を浮き出たせたもの。レリーフ。
・衣文(えもん)
仏像の衣にあらわされた襞。

・伽藍(がらん)
サンスクリット語「サンガーラーマ(僧伽藍摩)」の略で、もとは僧侶が仏道修行する場所をさしたが、後に寺院の建築物並びに僧侶の宿坊を含めた区域全体を総称するようになった。

・龕(がん)
本来は石窟寺院のように、岩壁に窟を穿ち、内部に仏像を刻出したものをいう。後に仏像・経巻を形巻を安置する厨子もさすようになった。

・窟龕(くつがん)
→龕(がん)

・光背(こうはい)
仏像を荘厳するために背後に立てるもの。仏の威相を表すもので、後頭部につくものを頭光(ずこう)、身体部に付くものは身光(しんこう)という。

・金銅仏(こんどうぶつ)
銅や青銅の仏像に金を鍍金(金メッキ)または箔押ししたもの。

・条帛(じょうはく)
菩薩などは左肩からたすき掛けにする帯状の布。

・身光(しんこう)
→光背

・頭光(ずこう)
→光背

・石窟(せっくつ)
岩山の断崖に洞を穿ってつくられた洞窟状の寺院。

・塑像(そぞう)
木心に塑土を盛り付けて造像した仏像。中国の石窟の塑像には、岩を削って心にしたものもある。

・大衣(だいえ)
三衣(さんね)(律に規定される三種の衣服)のうち最も大きい袈裟。正装用で説法・托鉢の時に着る。

・檀像(だんぞう)
白檀や栴檀などの香木で作った素木の仏像。

・忉利天(とうりてん)
欲界六天の1つ。須弥山の頂上にあり、帝釈天ほか三十三天が住む。

・兜率天(とそつてん)
欲界六天の1つ。下界に降りる菩薩が待機するところとされる。ブッダ(釈迦)もここから降臨した。

・止利式(とりしき)
飛鳥時代の仏師鞍作止利(ぶっしくらつくりのとり)が制作した法隆寺釈迦三尊像に代表される仏像の様式。抽象的な痩せた身体表現、面長の顔、アルカイック・スマイルなどが特徴。

・肉髻(にっけい)
仏の頭頂に表される髷(まげ)のような隆起。仏の三十二層の1つで頂髻相(ちょうけいそう)と言う。

・衲・納(のう)衣(え)
僧が着る法衣のひとつ。

・仏龕(ぶつがん)
→龕(がん)

・仏教美術(ぶっきょうびじゅつ)
仏教の信仰に基づいて、教化活動等に使用された造形・絵画美術の総称。

・仏足跡 仏足石(ぶっそくせき)
ブッダの足裏の形を石に刻んだもの。

・ブッダ
漢字で「仏陀」を当てる。仏教の開祖で、釈迦、釈迦牟尼、釈尊とも呼ばれる。仏像はこのブッダを造形によって表現したもので、1世紀後半から2世紀頃、ガンダーラ地方で初めて作られた。

・仏伝図(ぶつでんず)
ブッダの伝記。ブッダの生涯における事跡を、神話的に潤色して絵画、浮彫などにあらわしたもの。

・法輪(ほうりん)
真理の輪を意味する。仏の教えがいたるところに転じて人々に伝わることを輪に例えたもの。仏が教えを説くことを転法輪という。

・本生図(ほんじょうず)
古代インドの仏教説話を題材にとった図。ブッダが菩薩として数多くの前世で天人、諸階層(国王、庶民、盗賊など)の人間、または鳥獣魚として生を受け、種々の善行功徳をおこなったという前世物語を、仏伝図と同様に絵画や浮彫にあらわしたもの。

・丸彫(まるぼり)
対象物をあらゆる角度から刻んで三次元的な表現がされた像。

・裳(も)
裙子(くんす)ともいう。腰から下にまとう布。僧衣の1つ。

・裳懸座(もかけざ)
仏像を安置する台座の一種。像の衣の裾が台座にかかって垂れ下がった形式の台座。

・廬舎那仏(るしゃなぶつ)
正しくはいる毘廬舎那仏(びるしゃなぶつ)という。太陽の光のように世界を輝き照らす光明遍照(こうみゅへんじょう)を意味する。仏法を本体とした抽象的概念の仏で、「梵網経(ぼんもうきょう)」のなかでは、蓮華蔵(れんげぞう)世界という広大無辺の宇宙の教主とされる。

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