掛軸の出張買取について

【掛軸の出張買取】は玄関先でOK!忙しい人にも大人気

掛軸は、売却したい本数が多かったり買取店が遠かったりすると、売却するのに一苦労。

忙しいから買取店へ持ち込む時間が取れない、という方も多いのではないでしょうか。

そんな時は、便利な出張買取で掛軸を買い取ってもらいましょう。

出張買取とは:掛軸を自宅で売却する方法

出張買取は、骨董品や美術品における買取方法のひとつです。
一般に、中古品の買取には次の3つの買取方法があります。

  • 店舗買取:店頭に売却したいものを持ち込み査定
  • 出張買取:業者が自宅へ赴いて査定
  • 宅配買取:売却したいアイテムを梱包して業者へ配送し査定

しかし、掛軸や骨董品といった壊れやすいものを宅配でやり取りするのはリスクが大きいため、骨董品の売買にはあまり使われません。
実際に掛軸が売却されている方法は、店舗買取もしくは出張買取です。ちなみに、宅配買取は破損のリスクがあまりない衣服を買い取る時によく利用されています。

掛軸をはじめとする骨董品は、いずれも年月を経た古い品物であり、どれほど状態がよくても壊れやすかったり専門家でなければ適切に扱えなかったりすることがほとんど。そのため、査定をおこなう業者や鑑定士が掛軸を保管している自宅へ赴く出張買取は、もっとも安全な買取方法といえるでしょう。

掛軸の出張買取は自宅で査定だから安心&スピーディ

改めて出張買取のメリットについて挙げてみましょう。
メリットは3つに分けることができます。

1大量の掛軸をラクラク売却

掛軸は、巻物状に収納されています。そのため数本であれば、それほどかさばるものではありません。
しかし、骨董愛好家の中には数十本〜数百本単位で収集しているコレクターも。
こうなると、車で買取店まで運ぶのも一筋縄ではありません。
趣味が変わって手放す場合、終活や遺品整理などでほかの人に譲ろうと考えている場合は一度に大量の掛軸を移動させるということが多く、車を使っても持ち込みが困難な時もあるでしょう。
その点、出張買取は掛軸のある自宅へ鑑定士が訪問するスタイルなので、掛軸を持参する必要はありません。

  • 長い距離を移動するのは足腰が心配という方
  • 車には積みきれない量の掛軸を保管している方
  • 掛軸を移動させた時の破損が心配な方

このような掛軸の売却を検討中の方々にオススメの買取方法です。

2出張可能範囲なら無料でOK

買取依頼を検討する際、「出張買取は出張料が高いのでは?」と心配される方もいます。
しかし、多くの買取業者は出張可能な範囲を23区内、首都圏全域などと定めており、範囲内であれば基本は出張料無料で査定を実施しています。
また、出張範囲外であっても大量の掛軸がある場合や、地理的に出張範囲からさほど離れていない場合は対応する可能性があるため、まずは電話やメールで問い合わせて相談されることをオススメします。

3好きな日時を設定して即現金払い

出張買取の最大のメリットといえるのが、自宅にいながらにして査定を完了できる点です。査定日時も都合に合わせて調整できるので、仕事もプライベートも忙しくなりがちな現代人にぴったり。極端に高額でない限り、原則として買取はその場で現金払いなので、1日で作業が終わるところもポイントです。

どうやって申し込む?掛軸の出張買取の手順とは

「出張買取って便利そう!」、「実家の掛軸、大量にあったけど出張買取ならスムーズに売却できるかも?」、そう思った方々へ、出張買取の具体的な手順についてご紹介します。

1出張可能範囲を調べる

まずは、買取を依頼する業者を決めましょう。
骨董品の買取業者には悪徳な業者もいます。価値のあるものを偽物と査定して二束三文で買い叩いたり、買取してほしくない品物まで押し買いをしていったり、泥棒まがいの振る舞いをする業者もいます。
そのような業者を選ばないよう、ホームページなどで情報を収集しましょう。

  • 買取実績を掲載している
  • 創業してからの歴史が長い
  • 掛軸や骨董品の知識がある鑑定士が在籍している

これらのポイントに注意すると、良質な買取店を探しやすいといえます。
業者を決める時には、併せてその店舗の「出張可能範囲」をチェックしましょう。
多少の誤差であれば、範囲外でも出張に応じてくれるケースもあるので、2〜3店をピックアップしておくのも有効です。

2鑑定士に来てもらう査定日時を決める

出張可能で、信頼できる買取店を見つけたら掛軸の査定依頼を問い合わせてみましょう。
多くの買取店が、電話、メールといった複数のツールを活用しています。サイトの問い合わせ欄から申し込んで、その後から電話やメールを使うやり方もあるので、連絡の取りやすい方法を選ぶとよいでしょう。

売却したい掛軸のおよその本数、状態、作家が分かれば作家名などを事前に伝えておくと、査定がスムーズに進みます。
出張買取の日時は、依頼者の都合に合わせて調整します。実家の整理なので親戚が集まれる日に、仕事が休みの土曜日に、など柔軟に対応できる業者がほとんどなので、ここは問題ないでしょう。

人気店であったり鑑定士の人数が少ない店舗であったりすると、調整に時間がかかることもあります。第二、第三希望の日時を事前に決めておくとよいかもしれません。

3当日は掛軸を玄関先へ準備しておけば尚早い

出張の日時を決めたら、あとは当日を迎えるだけでOKです。
ただし、「自宅をじろじろ見られたくない」、「鑑定士を部屋に上げるのは抵抗がある」という方は、ちょっと準備をしておくだけでストレスフリーになります。

その準備とは、「当日は掛軸を玄関先にまとめておくこと」!
人に招かれた時には、通された部屋しか立ち入らないのがマナーですが、これは買取業者ももちろん同様です。掛軸がすべて蔵にあるなら許可なく母屋には足を踏み入れないのが当然であり、一部屋にまとめて保管されていればその部屋にとどまって査定をします。
つまり、玄関先に掛軸を出している場合は、原則として部屋に立ち入ることなく査定をおこないます。

買取に不安があるという方や、あまり来客が好きではないという方は、買取日までに売却希望の掛軸をすべてとりまとめておき、玄関付近に置いておくのがオススメです。

また、万が一拒否しているのに無理にほかの部屋に入ろうとする業者を招いてしまったら、早急に帰らせるようにしましょう。
掛軸や骨董品の買取は、信頼をもってやり取りするべきものです。押し買いや買い叩きをおこなう業者に注意してください。