浮世絵の買取価格相場

浮世絵の買取

浮世絵買取なら東京大田区の福助にご依頼ください。鑑定歴20年以上の確かな実績で相場を熟知した鑑定士が、お客様の大切な浮世絵作品の価値を査定いたします。
福助では木版、肉筆を問わず役者絵・錦絵・春画など様々な浮世絵の高価買取・査定が可能です。作家や価値の分からない浮世絵の査定や、不要な浮世絵の処分・売却をお考えなら、無料の出張・宅配買取にも対応しておりますのでお気軽にお問い合わせください。

浮世絵の買取相場

品名 買取相場
浮世絵 アダチ版画研究所 広重 富士三十六景 37枚揃 手摺 25,000~50,000円
浮世絵 喜多川歌麿 虫えらみ 全15枚揃 20,000~36,000円
浮世絵 水野年方 茶の湯日々草 15枚揃 20,000~36,000円
浮世絵 月岡芳年 明治期 当時物 18,000~40,000円
浮世絵 稀版 花鳥風月選集 大江戸木版社 15,000~30,000円
浮世絵 吉田博 瀬戸内海集 180,000~350,000円
浮世絵 秘蔵 艶美名画撰 20,000~36,000円
浮世絵 版画 喜多川歌麿筆 虫えらみ 全15図 21,000~40,000円

浮世絵の買取価格

                  浮世絵の買取価格
商品名 買取価格

悠々洞出版 葛飾北斎 富嶽三十六景 手摺木版画 未揃い

悠々洞出版 葛飾北斎 富嶽三十六景 手摺木版画 未揃い

10,000円

未刊 浮世絵美人名画選 アダチ版画研研究所 未揃い

未刊 浮世絵美人名画選 アダチ版画研研究所 未揃い

10,000円

窪俊満「海辺潮干狩美人図」軸装浮世絵

窪俊満「海辺潮干狩美人図」軸装浮世絵

55,000円

悠々洞出版発行浮世絵 葛飾北斎 富嶽三十六景 46枚セット

悠々洞出版発行浮世絵 葛飾北斎 富嶽三十六景 46枚セット

23,000円

未刊浮世絵美人名画撰 大判古法純手摺木版全24図+解説書

未刊浮世絵美人名画撰 大判古法純手摺木版全24図+解説書

12,000円

浮世絵 豊原周延「教導立志基」

浮世絵 豊原周延「教導立志基」

7,000円

復刻浮世絵 葛飾北斎「富嶽三十六景 全46枚揃」

復刻浮世絵 葛飾北斎「富嶽三十六景 全46枚揃」

15,000円

浮世絵 高見澤木版社「北斎 富嶽三十六景」

浮世絵 高見澤木版社「北斎 富嶽三十六景」

40,000円

浮世絵 年方作「教導立志基」

浮世絵 年方作「教導立志基」

8,000円

浮世絵 東洲斎写楽名作撰 好雅堂 木版15枚セット

浮世絵 東洲斎写楽名作撰 好雅堂 木版15枚セット

8,000円

手摺木版浮世絵 広重筆 保永堂版 大錦東海道五十三驛画集

手摺木版浮世絵 広重筆 保永堂版 大錦東海道五十三驛画集

25,000円

高級手摺浮世絵 東洲斎写楽 大江戸木版社「写楽名作撰集」全26図

高級手摺浮世絵 東洲斎写楽 大江戸木版社「写楽名作撰集」全26図

30,000円

好雅堂木版画社 浮世絵名作集 15枚セット

好雅堂木版画社 浮世絵名作集 15枚セット

20,000円

浮世絵 月岡芳年「金時山の月」

浮世絵 月岡芳年「金時山の月」

30,000円

浮世絵 葛飾北斎 富嶽三十六景 悠々洞出版 全23セット46枚

浮世絵 葛飾北斎 富嶽三十六景 悠々洞出版 全23セット46枚

30,000円

アダチ版画研究所 浮世絵撰集23枚セット

アダチ版画研究所 浮世絵撰集23枚セット

18,000円

アダチ版画研究所 浮世絵撰集 全25作品セット

アダチ版画研究所 浮世絵撰集 全25作品セット

20,000円

浮世絵 蔦屋版東海道五十三次・歌川広重

浮世絵 蔦屋版東海道五十三次・歌川広重

26,000円

買取価格をもっと見る

*掲載価格は実際の買取価格を保証するものではありません。
品物の状態や市場相場により価格が変動いたしますので予めご了承ください。

買取強化中の浮世絵師一覧

有名浮世絵師一覧

売れる浮世絵は、人気の歌舞伎役者や花魁の絵姿などの美人画だけではありません。今見ても、構図が斬新でデザイン性が非常に高いものが多いのです。浮世絵を描いていたのは、専門の画家である浮世絵師。
彼らは職業として浮世絵を描いており、その時々の流行をすばやくキャッチして、人目を惹く構図を工夫しました。浮世絵の中には装飾品などの商品PRとして作られるものもあったので、浮世絵師は単に絵画としていいだけでなく、商業デザイナーとしての能力も求められたのです。ビジネスと絵画を一体化するセンスが、江戸時代にも必要だったのです。

  • 葛飾北斎
  • 東洲斎写楽
  • 喜多川歌麿
  • 菱川師宣
  • 鳥居清長
  • 歌川広重
  • 鈴木春信
  • 歌川国芳
  • 歌川国貞
  • 歌川豊国
  • 月岡芳年
  • 岩佐又兵衛
  • 懐月堂安度
  • 司馬江漢
  • 宮川長春
  • 勝川春章
  • 鳥文斎栄之
  • 亜欧堂田善
  • 懐月堂度辰
  • 懐月堂度繁
  • 磯田湖龍斎
  • 奥村政信
  • 鈴木春重
  • 鳥居清信
  • 鳥居清倍
  • 俵屋宗理
  • 古山師政
  • 菱川師房
  • 石川豊信
  • 西村重長
  • 北尾重政
  • 栄松斎長喜
  • 窪俊満
  • 鳥居清広
  • 西川祐信
  • 桃田柳栄
  • 小川破笠
  • 二代清倍
  • 長陽堂安知
  • 石川師香
  • 奥村利信
  • 歌舞伎堂艶鏡
  • 宮川一笑
  • 勝川春潮
  • 鳥高斎栄昌
  • 二代歌麿
  • 宮川長亀
  • 鳥居清元
  • 鳥居清満
  • 歌川国政
  • 三代豊国

人気の高い浮世絵の種類

美人画 役者絵(大首絵) 武者絵 名所絵 死絵 張交絵 物語絵 源氏絵 開化絵 錦絵 春画

このほかに怪談話の「ばけもの絵」、人気力士の「相撲絵」、花や蝶がモチーフの「花鳥絵」などがあります。
浮世絵は種類が多く、バラエティに富んでいるため、コレクターが非常に多い骨董品です。人気のある作家、作品バラエティー取価格も高くなります。お手元の浮世絵がどれに当たるか、作家はだれか、など眺めてみるのも楽しいでしょう。

こんなお悩みございませんか?

  • 所有している浮世絵の価値を査定・鑑定してほしい
  • 故人が集めていた春画や浮世絵を引き取ってほしい
  • 不要な浮世絵を処分したいが、高齢で片付けや搬出ができない
  • 浮世絵を売りたいけど、どこに持ち込んでいいか分からない

ご安心ください!
浮世絵買取の専門業者
「買取福助」が解決いたします!

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創業67年の信頼と実績
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浮世絵を高く売る方法|買取のポイントは?

浮世絵を高く売るには、目利き鑑定士に査定を頼み、複数の見積りを比べて売るのがコツです。

  • 浮世絵作品の価値がわかる目利きに鑑定を依頼しましょう。

    価値がわかる目利きに鑑定を依頼

    浮世絵は江戸時代の貴重なアート作品です。海外にもコレクターが多く、プレミアがついて買取価格が高くなりやすい美術品なので、売却時は専門家のいる店舗に依頼するといいでしょう。
    ベテラン鑑定士は浮世絵の価値をよく知り、最新の古美術相場の動向を査定額に反映してくれますから、買取額も高くなります。
    家財整理などで浮世絵コレクションを売る時は、目利きの買取業者に任せましょう。

  • 作者の落款の入った箱など付属品と一緒に査定に出しましょう。

    箱や鑑定書など付属品と一緒に査定

    希少価値のある浮世絵は高価な美術品。かならず、真贋を証明する鑑定書や作家の落款が入った保管箱に収納してあります。
    美術の世界では「本物」に価値があり、付属品は高額査定の重要なポイント。
    収集家やマニアは本物の証明がついている日本画を求めているため、付属品の有無で査定額も上下します。
    遺品整理や引越しの出張査定では必ず、作品と付属品をセットにして出しましょう。

  • 相見積もりを取って査定額を比較しましょう

    相見積もりを取って査定額を比較

    貴重なアンティーク作品でもある浮世絵は、複数の買取店から査定を取って比較してから売りましょう。
    美術館で見るような有名作家の浮世絵であっても、本来の価値がわからない店舗だと査定額も低くなります。
    金額を比べると良心的な業者ほど査定に自信があり、高額買取です。
    損のない売却のためにはネットで評判の良い複数の店に査定を依頼し、一番高い金額の買取店を探しましょう。

浮世絵買取業者の選び方

信頼できる浮世絵買取業者は、「無料で査定」をしてくれ、「浮世絵の買取実績多数」の店です。

  • 査定は無料のお店を選びましょう

    査定は無料のお店を選びましょう

    浮世絵の売却では、無料査定の業者に依頼しましょう。
    浮世絵のような古美術品の査定は、基本的に無料の買取業者がほとんどです。
    出張査定でも無料もしくは交通費のみで見積りが可能。
    もちろん、見積り額が低ければ作品を売却する必要はありません。
    ただし「有料査定」の業者もいますので、事前に確認しましょう。

  • 浮世絵の買取実績が豊富な業者に依頼しましょう。

    買取実績が豊富な業者に依頼

    浮世絵の売却では、買取実績が豊富な業者に頼むのがおすすめです。
    浮世絵は世界的に有名な骨董品で、数が多いだけに真贋や価値の判定が難しく、作家によっても買取価格に差があります。
    買取実績が豊富な業者は、多数の浮世絵の中から高価な作品・アンティークマニアに人気の作品を見分けて高額査定。
    浮世絵の価値がわかるから買取実績が多く、ホームページ上で公開・掲載できるのです。

浮世絵買取で福助が選ばれる4つの理由

他社との比較で買取福助がお客様に選ばれる4つの理由

  • 1安心のお取引

    買取価格を透明に
    買取福助では、どうしてこの価格なのか?という疑問にすべてお答えできる体制を整えています。 お客様の真摯な疑問にも誠実にお答えすることで、安心してご判断いただけるような工夫をしています。
    分かりやすい明細で安心
    後日、お取引の内容をお客様に確認していただけるように、取引明細書をお客様にお渡ししています。
  • 2満足いただける高価買取の仕組みがある

    手数料は無料
    査定・売却時の手数料は無料。お客様にご満足頂けることを目指しています。
    買取価格日本一に挑戦
    当店では、お客様の満足を第一に考えます。高価買取も大切な課題の一つ。 納得の買取額をご提示いたします。
  • 3お客様目線での対応・お店づくり

    査定が初めてのお客様にも安心していただけるよう、お客様の目線に立ったお店づくりを心がけています。

    査定だけもOK、キャンセル料はいただきません
    思い入れのある大切なお品物は、売るかどうかを迷っているお客様も多いと思います。 買取福助は査定だけでも大歓迎、無料でお見積いたします。 無理に引き止めたりは致しませんので、安心してご来店ください。
    ※クーリングオフ制度により8日以内、キャンセル可能(出張買取のみ)
    即現金化、スピーディーに対応します
    お見積額に納得いただければ買取申込書に必要事項を記入後、1円単位までキッチリ現金にてお支払いします。 急な出費で現金が必要という方も、お手間を取らせません。
  • 4東京・大岡山駅徒歩1分、入りやすい駅チカ店舗

    東京・大岡山駅から徒歩1分
    入りやすい店舗づくり
    どこか閉鎖的で入りにくいイメージのある買取店ですが、当店は安心して利用いただけるよう、明るい店舗作りを目指しています。
    東急目黒線・大井町線大岡山駅徒歩1分。駅チカ、路面店舗でアクセス至便! ベビーカーや車いすでもアクセスしやすい1階バリアフリー店舗です。
    女性お一人やお子様連れでもお気軽にご来店ください。
店舗名称買取福助 東京大岡山店
住所145-0062
東京都大田区北千束3丁目26-14
TEL03-6425-9735
営業時間
定休日日曜
交通大岡山駅より徒歩1分
創業67年の信頼と実績
0120-777-064電話をかける
 LINEお問合せメールお問合せ


浮世絵買取でよくある質問

浮世絵買取でお客さまからよくお問い合わせいただく質問と、
その回答を紹介しています。

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浮世絵の買取について

浮世絵買取について

浮世絵は、江戸時代初期にはじまった絵画作品です。絵師、菱川師宣(ひしかわ・ものろぶ)が発祥だと言われ、町人文化の華として、多数の人気作品、人気絵師を輩出しました。はじめは「墨摺絵(すみずりえ)」といい、墨だけの木版画でしたが、やがて人気の高まりとともに「紅摺絵(べにずりえ)」に発展し、カラフルな多色刷り木版画「錦絵(にしきえ)」として完成します。一般的に「浮世絵」と聞いてイメージする鮮やかな絵は「錦絵」のこと。現在も多色木版刷りの技術の高さや、肉筆で描いた浮世絵の美しさなどは日本独自のもの。世界中で高く評価され、高額で売買されています。浮世絵は江戸の庶民が芝居見物の記念に購入したり、田舎に帰る人が絵ハガキ代わりに買って故郷へのお土産にしたりするなど、身近にあるものでした。あまりにも大量にありすぎたため、梱包材代わりに使われたり、処分されてしまったりしており、保存状態のいい浮世絵は日本よりも、むしろアメリカやヨーロッパなど海外に多く残されていると言われます。

江戸時代の生活が描きこまれた浮世絵

浮世絵には「現代風」や「当世風」という意味があり、その名の通り当時のさまざまな事柄が描かれています。八百屋お七や小野小町といった有名な女性から、茶屋の看板娘、遊女などを描いた美人画、歌舞伎のブロマイドとしての役目を果たした役者絵、芝居の様子を描いた芝居絵といった町の風景だけでなく、花鳥や魚貝を題材にとった花鳥画、季節のイベントを描いた風物絵、各地の名産品を紹介する名産絵といった自然にまつわる浮世絵もあります。主に遊里(吉原など)と歌舞伎の世界をテーマにして、庶民にもわかりやすく描かれ、同時に洗練されたスタイルの版画です。とくに遊里のトップアイドルだった花魁(おいらん)の美しい姿をうつした浮世絵は、日本だけでなく海外のアート界にも多大な影響をおよぼしました。モネやゴッホの作品には、浮世絵からアイデアをとったと思われる色彩や技法が見られます。また、浮世絵は江戸時代の季節行事や生活を描きこみ、人々の生活をリアルに描き出している点で、庶民から圧倒的な支持を受けました。

浮世絵が作られ始めた当初は、まだ刷り技術が追い付かず、単色刷り(1色しか使用しない木版画)に筆で色をつけていましたが、やがて多色刷りの技術が考案され、非常に華やかな浮世絵が作られるようになりました。木版多色刷りは錦絵と呼ばれ、歴史や伝説にその名をとどろかせる英雄を描いた武者絵、嫁入り道具としても使われた性的なモチーフを題材とした春画、こっけいな擬人化もしばしば見られた戯画、パズルのような謎かけが面白い判じ絵など、エンターティンメント性の高い作品もあります。これらは制作技法によって、版本の挿絵、一枚摺の木版画、そして肉筆浮世絵の3つに大別されます。なお、肉筆浮世絵はここからさらに屏風絵、絵巻、画帖(複数の小さな絵をまとめて台紙に貼り付け、1冊に綴じたもの)、掛け物、扇絵、絵馬、画稿(スケッチ)、版下絵という8つに細分化されています。

版下絵は、浮世絵版画の版木を彫るために描かれた下絵のことで、いわば木版画の第一稿ともいえるものです。浮世絵は、明治時代以降に海外にもその存在が知られるようになりました。葛飾北斎とその娘の葛飾応為、喜多川歌麿、鈴木春信、歌川広重、歌川国芳、歌川豊国、東洲斎写楽、月岡芳年、菱川師宣といった浮世絵師は、海外でもよく知られています。「富嶽三十六景」のような浮世絵の有名作品は、海外の美術家たちに影響を与えた作品でもあります。江戸時代はのりで貼ったり、洗濯ばさみを使って飾られていたといわれていますが、浮世絵は紙が薄く、現代では繊細で丁寧な扱いが必要とされていますので、直射日光や冷暖房の風が直接当たらない場所に飾るのが望ましいでしょう。

世界的に有名な「美人画」

浮世絵・美人画
浮世絵と言えば「美人画」を思い出される方が多いでしょう。美しいものが愛されるのは古今東西に共通。美人画は日本国内、海外での人気も高い浮世絵です。華麗な多色刷りで作られた美人画は、当時のファッション誌でもありました。江戸から田舎に帰る人がお土産にしたり、遊郭にいった記念に買ったりしたようです。

浮世絵の「美人画」とは

浮世絵の美人画は、遊郭の遊女を描いたものから始まりました。当時の遊郭には最上級の遊女がおり、最先端の髪型をして、お化粧をし、豪華な衣装に身を包んだアイドルのようなものだったため、浮世絵はファッション雑誌のような役割を果たしていたのです。のちには、町の美人や絵師の妻、茶屋娘が描かれるようになり、市井の一場面を切り取るなど季節感のある美人画も多数登場しました。ちなみに、浮世絵が生まれた江戸時代初期には、「美人画」と「役者絵」の二つだけ。江戸中期に入り、庶民が旅をできるようになると「風景画」が生まれ、「武者絵」が描かれるようになります。しかし美人画と浮世絵は「天保の改革」で絶版処分に。以後は風景画が、浮世絵の主流になっていきます。

美人画の有名作家・有名工房

美人画の有名作家と言えば、「喜多川歌麿(きたがわうたまろ)」です。江戸中期に活躍した浮世絵師で、とくに女性の胸から顔を大きく描いた「大首絵(おおくびえ)」で知られています。代表作は「婦人相学十躰 ポッピンを吹く娘」。市松模様の着物を着た若い娘が、当時人気のおもちゃ、ポッピンを吹いている浮世絵です。着物の柄や繊細な髪型の描写など、今も目を引く構図です。

もうひとりの有名作家は、浮世絵の生みの親と言われる「菱川師宣(ひしかわもろのぶ)」です。江戸初期に活躍し、もともとは挿絵だった浮世絵を、絵画作品として人気アイテムに変身させた立役者。代表作「見返り美人」は、肉筆浮世絵の傑作です。浮世絵には絵師が自分で描き込む「肉筆」と大量生産を目的とした「木版画」があり、一点物の肉筆画には高い価値があります。ちなみに「見返り美人」は切手になったこともあり、切手そのものにもプレミアがついている人気です。菱川師宣は多数の肉筆浮世絵を残しており、独特の構図と色使いで、海外でも高く評価されています。

高額査定されやすい美人画の特徴

「美人画」は浮世絵の中でも、とくに高額査定される作品です。重要なのは作者で、人気作家の作品を木版刷りしたものは人気があります。「大首絵」も人気ですし、鳥居清長(とりいきよなが)の美人画のように、八頭身のすらりとした美人の全身を描いた浮世絵も好まれます。保存状態の良さも重要です。日焼けなどで女性の着物が退色していないか、シミやカビがないか、などが価値を左右します。

買取相場も高い「役者絵」

浮世絵・役者絵
美人画と並んで、国内外にコレクターがいるのが「役者絵」です。当時の歌舞伎俳優の舞台姿や普段の生活を描いた浮世絵で、構図に様々な工夫が凝らされています。絵の中に役者の名前と、役柄、どの演目か、書き込んであるので、まるで舞台を見ているような気持ちになれます。

役者絵とは

「役者絵」とは、歌舞伎役者を描いた浮世絵です。市川團十郎や中村芝翫といった人気役者をモチーフにしたものは、いわば当時のブロマイド。アイドルの生写真のようなものでした。庶民は芝居小屋で歌舞伎見物をした後、ひいきの役者の浮世絵を買って楽しんだのです。歌舞伎のワンシーンを描き出し、出演する役者の姿と名前を添えた役者絵もあります。こちらは、芝居の宣伝チラシとしての役割も果たしていました。江戸庶民にたいへん親しまれた役者絵ですが、奢侈を禁じる「天保の改革」によって、美人画とともに禁止に。以後は風景画、武者絵に変わりました。

役者絵の有名作家・有名工房

浮世絵 東洲斎写楽名作撰 好雅堂 木版15枚セット
役者絵の浮世絵師で、最も有名なのが「東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく)」です。浮世絵師の中でも謎めいた存在で、活躍したのはわずか10カ月。短期間のあいだになんと140点もの浮世絵を描き出し、突然消えてしまいました。役者の特徴をデフォルメし、大首絵に落とし込んだ技量は今でも高い評価を得ています。代表作の「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」は大きなぎょろりとした目が特徴。隈取された目に、絶妙な曲線を描く口、衣装の鮮やかさなどで悪役を演じる役者を躍動感たっぷりに描き出した傑作です。

「歌川国貞(うたがわくにさだ)」も、多数の役者絵を残しています。22歳で絵師として登場し、79歳で亡くなるまで、精力的に書き続けました。まさに浮世絵界のトップ走者。美人画、風俗画など浮世絵のあらゆるジャンルを描いた人気絵師です。代表作のひとつ「御あつらへ三色弁慶」は、3人の役者を等距離に並べ、バックにブルー、赤、黒の格子模様をグラデーションであしらったもの。構図と言い、色使いと言い、非常に斬新でモダンな一枚。現在のコンテンポラリー作家が描いたと言っても違和感がないほど新鮮さを感じさせます。3人の着物の柄もそれぞれ異なり、細部にまで見ごたえのある浮世絵です。

人気の高い役者絵の特徴

役者絵では、描かれている役者の人気や、作家の知名度が価値を左右します。また刷りの状態も重要な点です。浮世絵は絵師が直接描いた「肉筆画」と、刷った「木版画」にわかれます。木版画は、絵師、彫師、摺師から成る分業制です。それぞれの技巧の集大成が浮世絵となり、とくに摺師の技術が重要視されます。「初刷り」か、どうかも目利きポイント。木版画では同じ版木を何度も使用しますので、摺りを重ねるごとに線がぼやけてくるからです。初刷りならクッキリと線が浮かび、浮世絵全体がきりりと引き締まっているために価値が高くなります。

世界的に有名な「風景画」

浮世絵・風景画
風景画は、江戸時代のガイドブックでした。江戸時代後期ごろになると世情も安定し、庶民の経済状況もよくなってきました。各地の名所を描いた風景画は旅心をそそるアイテム。江戸時代の旅行ブームが産んだ浮世絵が「風景画」なのです。

浮世絵の「風景画」とは

「風景画」は日本各地の風景を描いた浮世絵です。大きく2種類にわかれ、特定の土地の風景や風俗を描いた「名所絵」と、旅の途中の景色や人々を描いた「道中絵」があります。風景画はシリーズものが多く、東海道の景色を宿場ごとに描いたり、富士山の姿を別視点から描いたりして、多彩な構図が生み出されました。江戸時代の後期には「お伊勢参り」など日本中に一大旅行ブームが沸き起こりました。浮世絵も各地の風景をビジュアルで伝えることで、旅情を伝えていたのです。

風景画の有名作家・有名工房

浮世絵 葛飾北斎 富嶽三十六景 悠々洞出版 全23セット46枚
風景画の第一人者といえば「葛飾北斎(かつしかほくさい)」でしょう。江戸時代後期の浮世絵界をけん引した絵師で、90年の生涯で、約3万点を超える作品を世に出しました。さまざまなジャンルの浮世絵を見事にこなしましたが、なかでも有名なのが富士山と多彩なモチーフを組み合わせた「富嶽三十六景」です。46図の多色木版刷りで、場所を変え、季節を変えて富士山を描き出しました。

代表作は、「富嶽三十六景」の一枚、「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」。大波と船、バックにそびえる富士山のバランスが見事です。
北斎は生前から世界中によく知られており、いまでは「世界で最も有名な浮世絵師」と言われます。色あざやかな錦絵、大胆な構図、繊細な描写で、今でも人気の浮世絵師なのです。もうひとりの人気絵師は「歌川広重(うたがわひろしげ)」。各地の名所を描き出した「名所絵」の名人として知られました。北斎の「冨嶽三十六景」にならい、「東海道五十三次」や「名所江戸百景」のシリーズを発表。

とくに青色の使い方がうまく、当時日本に入ってきていたプルシアンブルーの絵の具で夜空や海、川を表現。透明感あふれる青は「広重ブルー」と呼ばれて人気の一因となりました。代表作の「東海道五十三次」には宿場ごとに季節感やその土地の風俗が描き込まれ、そこにいるかのような臨場感があります。

人気の高い風景画の特徴

浮世絵の風景画は、絵師と作品によって買取価格がほぼ決まります。有名な絵師の風景画なら、保存状態があまりよくなくても高額で査定されるでしょう。作家の特定のため、作品にある落款が重要です。落款がないレプリカや偽物には、残念ですが価値が付きません。そのほか、数量限定で刷られた風景画、シリーズものなら何点かそろっているものが人気です。そもそも浮世絵は、大量生産で作られたもの。そのため大量に出回っていたのですが、現在では残っている数が少ないため、シリーズものがそろっていると価値が高くなるのです。

浮世絵の価値は幅が広い。買取相談はベテランの業者で。

浮世絵は作品の価値に幅がある美術品です。江戸時代のもので人気絵師の落款があるものは、保存状態がよければ数百万円、数万円の価値があるとされます。逆に、現代の作家が新しく彫りなおした作品は同じ構図・同じ色の版画であっても数千円~数万円の買取価格です。また同じ版画でも初刷りと、後に刷ったものでは価値が異なります。浮世絵の価値を正確に見るのは、非常に難しいのです。
お手元に手放そうかと思われる浮世絵があるなら、浮世絵についてよく知り、買取実績が多い業者に相談してみるといいでしょう。